結婚祝いのマナー
Point01 結婚祝いには何を贈ればいい?
新生活のスタートには、買い揃えなくてはならないものが多いので、そのうちの一部を贈ってあげると喜ばれます。ただし、すでに購入済みのものと重複してしまわない配慮が大切。親しい間柄なら事前に欲しいものを尋ね、希望のものを贈るのがよいでしょう。そうでない場合は、食器類やキッチン用品などいくつあっても困らないもの、高級食器、漆器、バスローブなど自分ではあまり買わない贅沢品がおすすめです。また、グループで贈れば予算を上げることができるので、贈るものの選択肢が広がります
Point02 結婚祝いに贈ってはいけないものってあるの?
一般的に、「縁を切る」イメージにつながるハサミ、包丁、ナイフや、「割れる」「壊れる」を連想させるガラス、陶磁器は避けるべきという考え方があります。しかし中には、新生活に必要な品として高級な包丁を希望する方もいます。食器は割れることから「幸せが増える」、包丁やナイフは「幸せを切り開く」という解釈の仕方もあり、実際には世界でも人気のある贈り物。相手が喜んでくれるものであればあまり神経質にならなくてよいでしょう。
Point03 結婚祝いはいつ贈るのがいい?
挙式が近くなると何かとあわただしくなるので、挙式の1週間くらい前までに贈るようにしましょう。披露宴、2次会などに出席する場合も、当日渡すと先方の荷物になってしまうため、様々な解釈がありますが、事前に届けるようにしたほうがよいでしょう。
Point04 のし紙はどんなものを使う?
のし紙はどんなものを使う?結婚のお祝いには、10本の水引で結んだ「結び切り」ののし紙を使用します。「結び切り」は一度結ぶと引っぱってもほどけないことから、重ねて起きては困る、一度きりでよいことがらの際に用いられる形式。また、様々な解釈がありますが、10本の水引は、5本と5本の2色の水引をあわせて10本にすることから、新郎新婦両家が一つにまとまることを意味するとも言われます。なお、表書きは『寿』とし、水引の下段に贈る人の名前を入れるのが一般的です。